dustyのロードバイク日記

自転車関連のことについて書き留める備忘録的な何か

2022 AR日本橋 BRM1009 中山道リターン600をDNFした経緯

超久しぶりの更新です。内容はタイトルの通りです。

Twitterに書こうと思っていたのですが、長くなってしまいそうだったのでこちらでどのようにしてDNFに至ったのかの具体的な報告をできればと思い筆を執りました。

 

せっかくですので、DNFを決意したところだけでなく、スタートから順を追って話していければなと思います。

私のTwitterを見てくれている方への取り急ぎ報告用の文章なので、中身が薄く、読みづらいかと思いますのでその点ご了承ください。

 

結構長くなってしまったので、要点のリタイアの経緯だけ知りたい人は目次から一番最後の項目に飛んでください。

 

とりあえず、写真や画像は一切なしでお送りします。

気が向いたら後日、画像やら走行データを貼るかもしれません。

 

 

スタート 大阪 靭公園~通過チェック1 京都 三条大橋 距離:52km

2022年10月9日の午前6時、東京は日本橋を目指して大阪市の靭公園をスタートしました。

この区間は前日に逆方向から試走をして大阪入りしているため大体の感じは分かっていました。

試走時はグロス17.2km/hでしたが、本番では右折が少なかったことや大阪市内や京都の市街地区間の交通量がまだ少なかったことが功を奏し、グロス18.2km/hにて到達。

事前の走行計画はグロス17.0km/hで計算していたため計画から13分先行することに成功し、幸先のいいスタートを切ることが出来ました。

 

通過チェック1 京都 三条大橋~PC1 草津 セブンイレブン 距離:21km(73km)

逢坂山を越えて滋賀県に入ります。逢坂山で右車線に入らないといけない道路が2カ所くらいあり、予習不足のために迷って道確認のロスが発生しましたが、逢坂山自体は山が苦手な私でもそこまできつい坂ではないこともあり幸い5分程度の遅れ、区間グロス17.0km/h程度で到着。

滞在予定時間は15分でしたが次のPCの到着が15時前の予定なこともあり、10時半と少し早いですが弁当を食べて20分の滞在時間で出発。

これでも計画からは5分先行しており、次のPCの滞在時間は大幅に減らせるためかなり順調な旅路と言えます。

 

PC1 草津 セブンイレブン~PC2 大垣 ミニストップ 距離:76km(149km)

草津市街を抜けると徐々に信号が少なくなり走りやすくなりました。道も平坦基調で一時はグロス20km/h以上を維持できていました。

このあたりから旧中山道ゆかりの道を多く通るようになり、宿場町跡と思われる場所をいくつも通過します。

タイムに余裕が出てきたこともあり、車上からスナップ写真を色々撮りながら進みます。

 

余談ですが、けいおん!の学校のモデルになっている施設脇も通りました。

宿場町の間に突然現れて、完全に不意打ちだったのでびっくりしました。旧中山道沿いにあったんですね。

 

おそらく米原(適当なので注意)だと思うのですが摺針峠という1kmにも満たないですが平均勾配が10%と旧中山道からのあいさつ代わりとなる峠を迎えますが、ここまでほぼ平坦で足もまだあり、勾配も10%前後をウロウロするだけで、登れないような勾配はなかったのできついながらもここからの山道に備えたいいウォームアップという感覚で登れました。このあたりからわずかながらに雨が降ってきます。

ここから初めての岐阜県に入りますが、旧道の細い道に枝分かれしていく機会が徐々に多くなっていき、問題ないレベルの細々したミスコースを何個か犯します。

 

14時ごろ、ちょうど今須宿に入ったあたりから雨が本降りになりだしたところにちょうど屋根付き公衆トイレが出てきたのでトイレと雨装備に着替えます。

昨年の中山道は上半身にワークマンのイージスのみでしたが、今年はイージスを上下持ってきたうえに、シューズカバーも準備し、さらに使い捨てのビニールシューズカバーも用意し、現在所持している最大限の雨装備で挑んでいました。

 

そして約30分後にPC2に到着。区間グロスは雨装備への着替えを挟んだにもかかわらず、計画の18.0km/hを上回る18.3km/hで5分上乗せして到着。草津市街過ぎから米原辺りまでの区間が走りやすかったことが非常に効きました。

さらにここで昼食休憩するつもりで滞在時間を45分にしていましたが、草津で済ませたので、好物のプリンパフェを食べて20分強の滞在で出発できたため、25分弱の貯金を上乗せ。

計画からのトータルの先行は30分以上にまで膨らみました。

今回の走行計画は23分タイムオーバーでのゴールという計画だったため、わずかではありますが、認定完走も視野に入ってきました。

朝・昼・夜飯時に立ち寄るPCは全て滞在時間を45分に設定していたため、残り4食分を20数分程度に全て抑えられればもしかしたらイケるかも!と思い始めます。

 

PC2で同じく6時発組の方が一人いらっしゃったので軽くお話。

本来は予定になかったが260km地点の中津川で宿に入ろうと思っていると同時にDNF含めて今後の身の振り方を考えているとのこと。

聞くところによると、脚には自信がないから認定完走は狙っておらず、とりあえずコース完走を目標にしており、夜は木曽路のどこかで野宿の予定だったとのことで私と全く同じ思想、同じ計画で走っている方でした。

まぁ、私と同じタイミングにPCにいるということはそうでしょうね(クソ失礼)

 

今回の宿事情は260kmの中津川、320kmの木曽福島、350kmの塩尻の3カ所となっていましたが、木曽福島はチェックインが23時までで間に合わないため中津川か塩尻の2択になるわけですが、中津川だと後半戦の距離が340kmと非常に長くなるうえに、木曽路を含めて多くの山岳要素を残すことになり、逆に塩尻までいくと馬籠峠や長い登り基調の木曽路を越えた先にあるため、私の足ではそこまで行く頃には夜明け近くになる可能性が高く、非常に効率が悪いうえに、疲労により到達できないリスクも高い・・・

ということで木曽福島の道の駅で野宿という方針にしていて、この方もおそらく同じだったみたいですが、雨の影響で無謀だと感じて色々と考え直していたようでした。

 

私はこの時、計画から順調に先行していてノリノリだったこと、また今回は昨年と違って雨装備をフルで持ってきていたということもあり、「自分は腹くくってきてますし、実は今回リベンジマッチなので何がなんでもいきますよ!」的なことを笑顔で話していましたが…

 

そう考えていた私は手の施しようのない阿呆だった。

 

PC2 大垣 ミニストップ~通過チェック2 可児 ファミリーマート 距離:58km(207km)

意気揚々とPC2を出発しましたが、ここから少しずつ歯車が狂い始めていきます。

大垣を出発した後は、岐阜・各務原を抜けていきます。

この辺りは信号峠がキツイというのは事前に知っていたので覚悟はしていましたが、岐阜はともかく各務原が岐阜以上に酷い信号峠でした。

信号が青に変わって進み始めたら、2,30m先の信号が入れ替わりで赤になる場面に遭遇した時は道路設計のセンスを疑いました。さすがにあんな場面?交差点?に遭遇したのは初めてでした。

道路の高架を渡る際に、手押し系の歩道橋を同じ各務原市内で2回も渡らされたのも酷かったですね。

タイムはもちろんですが、なによりもそれを気にして余計な精神的ストレスがかかってしまったのが痛かったです。

 

また、雨が長時間続いた影響で雨が装備を貫通して徐々に体が濡れてくるようになりました。シューズに関しては既に完全に浸水していました。

正直、私は雨装備のことを過信しすぎていて、装備さえあれば大丈夫とばかり思っていたのでこれは反省すべき点だったと思います。

とはいえ、反省したところでこれに関してはDNSやDNF、もしくはめちゃくちゃいい雨装備を見つけて買う以外対策のしようがないのですが…

 

さらに、7月の宗谷600で浸水させて壊してしまい、買い替えたばかりウォークマンをこの区間でまたしても浸水させて壊してしまいました。

骨伝導イヤホンの充電のタイミングが来たのでPC2出発時に反射ベストの左胸ポケットに入れてたモバイルバッテリーから右の胸ポケットに入れてあるウォークマンについでで充電していた(出力が2口あるので)のですがおそらくその時ですね。

夜・峠・雨で通過チェック2以降こそウォークマンの真の出番だったのにやってしまいました。

にしても使い方が悪いのは認めますが、一応胸ポケットにはいれて完全な雨ざらしっていう状況でもないのにこうもあっさり壊れるっていうのはいくらなんでも耐水性なさすぎではと思う。

ウォークマンの仕様上、私のような極端なものでなくても雨の屋外使用なんて割と想定されるでしょうに…

 

話を戻して…結果的にタイムとしては、各務原を抜けた後は信号もまともになり、一部かなり少なく走りやすい区間が出てきてある程度取り戻せたので、結果的にはグロス19km/h目標に対して、18.3km/hで7分程度の遅れで済んだので大きな痛手にはなりませんでした。

道も平坦基調だったので体力的にはまだ元気だったので、ウォークマンのことは多少凹みましたが、気持ち切り替えて進み始めることにしました。

 

なお、ここでも晩御飯として45分滞在としていたのを35分で済ませたため、計画からは37分先行した状態で出発することとなりました。

 

通過チェック2 可児 ファミリーマート~PC3 中津川 セブンイレブン 距離:51km(258km)

お待たせしました、ここでこの記事の真打です。

通過チェック2で比較的順調に来てます!というツイートをした後にPC3でいきなりのDNF宣言に驚いた方もいるかいないかわかりませんけど、このわずか51kmの間に一体何が起きてDNFするに至ったかの経緯を説明させていただきます。

 

通過チェック2を出発して間もなくかえで街道をピークにした18kmに渡る登り基調の道に入りました。

18kmの平均勾配は2%ですが、10%前後のパンチの効いた登りが数キロ続く区間が3,4カ所ほどあり、残りは下りか緩い登りというメリハリのある山道でした。

ただ、私は"18kmのヒルクライム"としてとらえていたため、10%前後の登りが数キロ続く区間が出てきた時は、「これが10km以上も続くのか…」とかなりゲンナリしていました。

結果としてはこの区間は前半がキツく、後半はそこそこという感じだったので最終的には登り始めの時に受けた印象よりは楽に抜けられましたがかなり精神的にきつかったです。

なにより街灯がまったくない真っ暗闇の中を進まなければならないのが余計にきつかったです。

途中どこからともなく、「ピヤー!!ピャッ!ピャッ!」と女性の叫び声か、何かの動物の鳴き声か判断のつかないような物が聞こえてきて、本当に本当に本当に怖かったです。

そしてかえで街道を登り終わってダウンヒルに入りましたたがこれがまた昨年の東京出発ルートだったら確実に押し歩きしているであろうと思われるレベルの激坂を狭路で街灯のない真っ暗闇の中を本降りの雨の中下りていきます。

私はヘルメットライトにボルト400、ライトにボルト800を使っているのですが、めちゃくちゃ心配性なので、基本的には最大でもどちらかをミッド、どちらかをローという形で運用しているのですが、この時初めて両方ともハイモードにしました。それほどの状況でした。

しかし雨の影響でアイウェアには水滴がついているうえに、湿気のせいで霧も出ていたため、ハイモードで照らしたところで以前視界は悪いままでヒルクライムだけでなくダウンヒルでも大きく体力と気力を奪われました。

また、日が完全に暮れて気温が本格的に下がってきたことにより、雨装備を貫通してすっかりびしょぬれになってしまった体からさらに体力を奪っていきました。

 

PC3までの計画グロスは18.0km/hを目標にしていましたが、かえで街道終了時点のグロスは13km/h前後だったと思います。

ダウンヒルで遅れをほとんど取り返せなかったのが痛かったです。

かえで街道を終わった後には既に認定完走のことは一旦忘れようと思っていました。

 

しかしこの時はまだ認定外完走はするつもりでいました。

かえで街道は終わったし、PC3までのあと30kmくらいで区間グロスを15km/hくらいにまで戻せば立て直せると考えていました。

しかしそんな皮算用はすぐに打ちのめされます。

 

かえで街道が終わって大きな道路が見えたので合流するのかと思ったら、地図は直進を示して再び薄暗い田舎の細道に突入。

そして少し走ると10%中盤はありそうな激坂が目の前に出現。しかも1つだけじゃなく何個も出てきます。

ひとつひとつの距離は短いものの、パンチの効いた坂のアップダウンを登り基調気味に永遠走らされます。

しかも、かえで街道の時と同じように真っ暗闇の細い田舎道でです。

 

かえで街道が終われば普通の街灯のある道で、中津川まで平坦基調とばかり思っていた私にはこれ以上ないほど堪えました。

かえで街道が終わった段階で既に疲労困憊で雨と夜の影響から集中力も大きく落ち始めていたのですが、10%中盤の坂の2個めくらいに突入したあたりから、ただでさえ窮地の中なのにプランが悪い意味で外れたことによるショックでますます気力が奪われ、意識が朦朧としてきました。

なんとか走れはするものの首を真っすぐに座らせて走ることができず、思考力も低下しているのもはっきりと感じました。

 

この段階でPC3の中津川以降をこのまま休みなしで進むことは不可能であるとようやく悟って、自分の今後の身の振り方について真剣に考え始めました。

Twitterで散々痛々しいカッコつけたつぶやきしてる以上、最低限コース完走だけでもできないかと思案してみました。

そこで最初に考えたのは、ホテルに2,3時間ほど入ってそこで服を乾かしてる間に仮眠休憩して出発するというものでしたが、現在の体の状態を1,2時間の休憩でまともに走行できる状態に戻すのはまず不可能だと思いました。

しかも現在の悪天候はこのあともずっと続く上に、中津川を出発したらすぐに馬籠峠(8km,6%)、そのまま木曽路(50kmの間、標高400mから1000mまで永遠だらだら登り)、木曽路が終わると30km程度下り基調ですが、それが終わると最高標高の和田峠(13km,4.5%)、細かいきつめのアップダウンを挟んで笠取峠(5km,6%)、最後に佐久から軽井沢にかけての登り(5km,3.5%)と続きます。

かえで街道はハッキリ言ってプロローグのようなもので、本番は中津川以降であり、その本番の峠を全て悪天候の中、馬籠峠と木曽路に至っては冷え切った夜の中走らなければならないのでどう考えても無謀でした。

服も乾かしたところで、この天候では2,3時間のうちにまた浸水してしまうでしょう。

 

ではゆっくり5,6時間休んで出発するのはどうか?

そうなると日本橋に到着するのは深夜の3時や4時です。それも順調に走れてです。

これもどう考えても現実的ではありませんでした。

認定外完走で私が想定してたのは、制限時間から2時間オーバーの深夜0時、おおよそこのあたりまでを無意識でリミットとしていたことにこの段階で気づきました。

 

というか冷静に考えてみると、中津川で休むとなると残りが340km。

ということは24時間近く走らなければなりません。

やはり中津川でホテルに泊まる時点で色々と苦しい展開になってしまいます。

 

最終手段…もう1泊追加して11日の朝帰りにする・・・

これは流石にお金がもったいないうえに、12日から仕事なのでここまで無茶はできません。

 

ということで、ここまで考えた結果これはもうDNFしか残されていないということになり、PC3の中津川まで15kmほど残した状態でDNFを決断しました。皮肉にも昨年、東京発バージョンの時に塩尻市街手前で落車してDNFを決めた地点とほぼ同じくらいの距離での決断となってしまった。

DNFを決断したは良いものの中津川までの残り15kmは気力・集中力の限界も来ている中で相変わらず道は街灯のないアップダウンの道中心だったため、意識が途切れそうなところでしたがなんとか食いしばってPC3まで到達しました。

道がまともになったのはPCまで5kmを切ったくらいのところでした。

正直途中でそこそこ大きい恵那を通ったのでそのあたりで宿を探しても良かったし、実際かなり誘惑にかられたのですが、せめてもの意地というか一区切りはつけたいと思いPC3まで行きました。

 

ちなみにこの区間の最終的なグロス速度は13.2km/h。

途中諦めてからは真っ暗な道や激坂の写真を撮ったり、無理して速く走ろうとしなかったので、多少は遅くなっているかもしれませんがおそらく続行する気で走っても14km/hくらいが関の山だったのではと思います。

目標は18km/hだったためこの区間だけで1時間以上遅れて、前の区間から一変して計画から23分の”遅れ”になっていました。しかもこの中津川は3食の休憩ポイントではないため滞在時間は45分ではなく15分で計画していて、色々と計画が崩壊していました。

 

以上がことの顛末になります。

非常に煩雑で読みにくい文章になってしまい申し訳ありません。

 

ちなみにこの記事を書いている途中に今回のブルべの暫定結果発表がありましたが…

 

参加:40人 出走:21人 コース完走:5人 認定完走:3人

 

DNSを除いた認定完走率でもなんと約15%。昨年以上のサバイバルブルべとなってしまったようです。

まぁ、あの雨じゃそりゃそうだよなぁ・・・

 

反省点や良かった点等の総括的なことは気が向けばこの後ろに追記という形で書かせていただきますが、とりあえず今のところは取り急ぎ報告ということで一旦ここで終わらせていただきます。

 

お付き合いいただきありがとうございました。

初ブルべを完走して感じたこと~AJ神奈川 2020 BRM321 都筑200を終えて~

2020年3月21日に開催されたAJ神奈川主催のBRM321 都筑200にてブルべデビューを飾り、そして無事に完走することができました。

 

ちょうど1年前、120kmそこそこの箱根駅伝の往路で屈辱のDNFを味わいましたが、その時のことを思うとよくここまで進歩したなと感慨深い思いでいっぱいです。

 

dusty-kitten.hatenadiary.jp

 

今回は初めてのブルべを終えての感想をつらつらと書いていきたいと思います。

本当はツイッターでつぶやこうかと思っていたのですが、書きたいことが多すぎてTL荒らしになりそうだったので久しぶりにブログで書くことにしました(汗)

 

信じられないほどに身体的ダメージが少なかった

一番に感じたのはこれです。管理人は今回のブルべに挑む以前に練習として3度の200kmライドに挑戦しています。しかし、獲得標高はいずれも今回のブルべよりも低いためコースプロフィールだけで見れば身体的ダメージは今回の方がより深刻になると思われました。

ところが、予想に反して体は絶好調でした。

 

・お尻は全く痛くない

・膝もアキレス腱も痛くない

・手のしびれもひどくない

・走った後、歩くたびに大腿四頭筋がプルプルしない

 

これらの症状は従来であれば200kmとは言わず100km程度でも起こりえた症状だっただけに自分でも本当にびっくりです。

考えられる理由としては、

 

クリート位置を前から中央に変更

・ブルべ本番によりアドレナリン

・他の参加者がいることによる精神的安心感

 

があると思いますが特にクリート位置の変更が大きく効いているのではないかと思っています。

 

辛かったのは序盤の信号峠・低速トレイン

今回のブルべで辛かったのは秦野のプチ山岳区間・・・ではなく序盤の信号峠と低速トレインでした。

ブルべが始まる前までは、みんなすごく速くて30km/h巡行なんて当たり前で、トレイン組んでもついていくのがやっとなんだろうなと思っていましたが、実際は全くの逆でした。

 

私の巡航速度は25km/h前後で向かい風や体力の消耗が入ると-5km/hになるという感じなので決して特別速いというわけではないのですが、それでもトレインのスピードが全然合わなくてかなりストレスが溜まっていました。

単にトレインのペースが遅いだけならいいのですが、それに加えて信号峠があったためブルべ開始前に想定していたタイムからどんどん遅れていき、それが不安で不安で仕方がありませんでした。また、遅いペースに合わせるというのは想像以上に体力を消耗します。誰かに合わせて走るのを”二人三脚”と例えられていた方がいましたがまさにその通りだと思いました。

もともと一人が好きで、自分の世界に入り込むのが好きな性格であり、これまで人と走る経験が一度もなかったので余計につらかったと思います。

ブルべの攻略記事みたいなので、”誰かについていく”というアドバイスがありましたが、自分より遅いペースの人についていくのは全く意味がないどころか悪影響しかないと思うので、誰かの後ろについていくのは自分のペースにあっている人のみにした方がいいと感じました。

というかそもそもブルべの基本的な考え方は人の力を借りず、自らの力で完走することなので、トレインをあてにしているようではダメですし、私自身もそもそも最初からあてにはしていませんでしたが。

もう一つ言うと、遅かったり、自分よりも後ろにいたり、のんびり休憩したりしている人はそれを挽回できる足を持っている人と自分は考えていたし、実際序盤にゆっくり仲間を引き連れて走っていた人に中盤で物凄いスピードで抜かれていったので、この考え方は実際その通りだと思います。

15km/hで制限時間が組まれているブルべという競技において25km/h前後の巡行スピードはちょっと貯金ができるかな?程度の速度でしかないのでそれ以上の巡行スピードが出せない以上は25km/h前後のペースを極力維持して走るべきだと私は考えますし、その考えはおおむね間違っていないと今回のブルべで再認識しました。

30km/h以上の巡行ができる力があれば、序盤は流したり観光したりして、後半本来の実力で走って遅れを取り戻すといったメリハリと自由度のあるプランが組めると思います。

 

ただ、この時は序盤でトレインが長くなっていて、市街地で道が狭く車も多いため抜くに抜けなかったため非常に苦労しました。

結局、ブルべが始まる前に立てた想定より遅れたのはこの部分と終盤の渋滞によるもので、自身の体力・身体能力による原因はありませんでした。

 

ツールドおきなわ完走へは当落線上か?

以前ブログにも書きましたが、私の当面の目標は今年のツールドおきなわの本島1周サイクリングの完走です。

その本島1周サイクリングの1日目は160kmを10時間で走り切る必要があります。

今回、160kmを走り切った段階でのタイムは10時間7分でした。

 

序盤の信号峠・低速トレインの影響が大きかったとはいえ、ツールドおきなわは今回のブルべよりも獲得標高が700mほど高いコースということを考えると、今の自分の実力では完全な力不足・・・というわけではなさそうですが、まだ微妙に足りないという感じがします。

そのあたりの立ち位置を明確に把握することができたのも今回のブルべの大きな収穫だったといえます。

 

ブルべという異質なスポーツ

実際出るまでは実感が湧きませんでしたが、ブルべというのは本当に異質なスポーツです。

「”遊び・イベント”ではない。でも”競技・大会”というのも何か違う。」

 

遊び・イベントかというと違います。少なくとも自分はそんな気分では臨んでいないし、大げさな言い方をするとアスリートの気持ちで準備してきましたし、本番もそういった気概で臨んでいました。

 

競技・大会というのであればそこには競う”人間”がいますが、ブルべにはそれがありません。先にも書いた通りそもそもブルべは”自身の力で完走できるか否か”を試すスポーツですのでそもそも自分以外の人間を対象とすらしていません。

それ故に、参加者同士の間には妙な連帯感が生まれます。あくまで自身の力で立ち向かっていくのがブルべですが、だからこそ同じ壁に挑んでいく参加者たちの存在は大きな励みになります。楽しい時も辛い時も同じ瞬間を味わっている人たちがいてそれを共有しているんだと思うと何とも言葉にしがたいポジティブな感情が芽生えてきます。

 

普通のスポーツであれば彼らは”敵”なのですが、ブルべは違います。明確な”味方”でもなければ”敵”でもありません。

このなんとも奇妙でゆるい繋がりはおひとり様街道まっしぐらの自分にとっては本当に心地よかったですし、これがブルべの醍醐味なんだなと思いました。

 

事前練習はせいぜい1回で十分だった

今回のブルべの前に200kmのツーリングを3回敢行しました。いずれも観光というよりはブルべに向けてのトレーニングという意味合いが強かったが、はっきり言ってさっさとブルべに出れば良かったと思いました。

ブルべのエントリー費は格安で2000円もかかりません。その代わりトラブルが起きた時はすべて自分で対処し、リタイアするときも帰りも自分で何とかしなければなりません。

そういった途中リタイアを避けるために練習を行って完走できるかどうかを試していましたが、そんなことをするぐらいなら実践にどんどん出て実践の経験を積んだ方がよっぽどお得だし何より楽しいです。

結局のところ事前練習も途中リタイアしたら自力で長距離を帰らないといけないし、トラブルも自力で解決しなければなりませんから本番のブルべと何ら変わりません。

 

変わらないのであれば練習と本番を一緒にした方がお得です(真顔)

同じリタイアで、撤退するときの苦労は同じでも一人でごっこ遊びで走るのと実践を体験するのとでは経験値は雲泥の差ですし、あわよくば完走できれば本番に参加していればそのままメダル獲得です。

 

参加するブルべがよほど思い入れがあるのであればそれに向けて練習したり、あるいは観光メインのツーリングでたまたまロングライドになったという場合であればありだと思いますが、そうでなければエントリー費も安いのでわざわざ一人で黙々と練習するくらいならどんどんエントリーして参加した方がいいなと感じました。

 

今後は300km、400kmとなっていくと思いますが、良さげなブルべがあればどんどん積極的に参加していこうと思いました。

 

結論。ブルべはめちゃくちゃ面白い!!

今回初めてブルべに参加し、そして完走しましたが、本当に楽しかったですしこれは病みつきになりそうな予感がします。

何よりおひとり様街道まっしぐらの私にとって、ブルべの”自己完結精神”は完璧に性に合っていますww

 

また、ブルべが超ロングライドという点で行われるスポーツという点も私の性に合っています。

モータスポーツでもスプリントより耐久レースが好きなんですよね、私ww

長く、そして遠くに走るというのにロマンを感じるタイプなんだと思います、多分。

 

もし、ブルべの世界に足を踏み入れようかどうか迷っている方がいましたら、ぜひまずは一度エントリーしてみてください!

例えリタイアしたとしても非常にいい経験ができると思いますし、新しい世界が見えてくると思います。

 

今回の都筑200の完走で、私もひよっこではありますがランドヌールの仲間入りを果たせましたので今後はもっと積極的に取り組んでいけたらなと思っています。

 

ということで今回はここで終わろうと思います。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

また、気が向いたら更新させていただきますww

自転車沼は想像を遥かに超えて深かった… ~ローラー台導入の検討~

まさか自分がここまで自転車にのめりこむとは昨年5月にクロスバイクを買ったときには思いもしなかったです。


クロスバイクを買ったときの私は運動不足解消、旅行先でのちょっとした距離の移動手段に使えたら楽だし気持ちいいし最高だなぁくらいにしか考えていなかったのですが、気づけばわざわざロードを買ってまで鈴鹿エンデューロに出たり、”ブルベに参加したい!ツールドおきなわの本島1周サイクリングに参加して完走したい!”と思うようになり、旅行に関しては自転車が”移動手段”ではなく”自転車こそが目的そのものでむしろ観光はそのついで”に成り代わっている始末です(汗)

そしてついにはローラー台にすら手を出そうとしているのです。


タイトルにありますように、今私は固定ローラー台の導入を検討しています。

ローラー台の存在はロードに乗り始めて少ししたくらいに知りましたが、そのときは「ふぅーん。こんなのがあるんだぁ。ま、自分はレース趣向じゃないし関係のない世界だなぁ。つか置き場所ねぇし。」と思っていました。

そんなある日、某自転車漫画の作者のツイッターでその作者のSTRAVA記録がTLに流れてきたのですが、それは今自転車乗りの間でブームになっているZwiftの走行記録でした。
詳細はググればすぐに出てくると思いますので割愛しますが、ローラー台を使用してヴァーチャル空間で他のユーザーと一緒にオンラインサイクリングが出来るアプリです。
まずこれでローラー台に対して興味が少しずつ沸いてきました。

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そしてそしてしばらく時が経ちロードに乗りなれてそれなりにツーリングもこなしてきた時にローラー台の必要性をまざまざと感じるようになりました。

まず、ツーリング中に他の方とすれ違うと必ずといっていいほど置いていかれます。
誰かに追いついた記憶がほとんどないです。

レースの上位入賞できるほど速くなりたいとは思っていないのですが、いかんせん今のままだと遅すぎて若干恥ずかしく思うくらいなのと将来的にブルベに参加するためには巡航スピードを上げないと苦しいなというのを感じていました。
単純に長距離に対する体力もありませんし、ペダリング技術も甘々です。


で、それらの課題を自分の中の今の目標レベル(30km/h巡航+200kmブルベ完走)にまで持っていこうと思うと、現在のように漠然と走りたいときにサイクリングしているだけでは到達できないのではないかと強く感じるようになりました。
では、走行頻度や距離を稼げばよいのでは?となりますがそう単純な問題でもないのです。
平日は仕事なので家に帰ると外は暗くなっており、時間もそこそこ遅いです。
一人暮らしで家事もあるし、翌日の仕事も控えていて帰ってきた時点でも結構くたくたです。また、そんな中でも1時間程度の周回コースを自分の中で作って走っているのですが、千葉の何も代わり映えしない夜の田舎の平野道を走っても正直面白みがあまりないので平日帰ってから外に走りに行く気がなかなか起きないのが実際のところです。


休日は他の趣味もあるし、単純に休みたい日もあるし、また走りたくても天候が悪いと結局走りにいけなかったりしますので毎週のように走れるわけではありません。

それらを考慮すると実際のところ月当たりの走行距離は200-300kmてところが現実ではないかと思います。自転車をやっている方からはまず”その程度の走行距離では速くなれない”と開口一番言われるでしょう。

また、サイクリングの場合、家に帰ってこなければいけないのでどうしてもペース配分を余裕目に見た低負荷の運動にせざる得ないというのも罠だったりします。
低負荷・長時間の運動はダイエットや運動不足解消にはもってこいですが、自身の運動能力を向上させるには高負荷・短時間の運動が必要といわれています。


その点、家でのローラー台トレーニングであれば帰りの心配が要らないので思いっきり負荷をかけられますし、ペダリングに関して色々試してみたりすることもできるので走力を上げたい自分には非常にぴったりなのです。
また先述のとおり疲れて家で休んでいるときでも、ちょっと休んで体力が回復してきたら「外に走りにいくほど疲労が回復してるわけではないけど、ゲームや動画を見るだけなのはなんか味気ないから軽く体を動かしたいなぁ」、あるいは日曜日の昼下がりくらいには「体力回復して走りたい気分だけど今から走ると夕方(or夜)になる・・・明日からまた仕事だけら無理できないから大人しくゲームでもしとくか」って時が結構あったりするのです。
ローラー台を導入するとこういった状況でもトレーニングすることができるので格段に効率が上がると思います。

そういった隙間時間を活用しての走力向上のためにローラー台が欲しいなぁというところでZwiftというアプリの存在ですのでやっぱりめちゃくちゃ欲しい気分にはなります。

 

そして、もう一つ大きな理由があります。

それは…

 

千葉に山がない…

 

ヒルクライム?何それおいしいの?

これが千葉県です…

ヒルクライムの練習がしたくても出来ないんです…

一応、鹿野山という山があるのですが内房になるので地味に遠いんです。

家の近くには坂はあれど連続して続く坂道が全くないためこれもブルベに挑戦するなら対策しなければならない案件です。

遠征しない限り、ヒルクライムの力がついてこないというのはなかなかの致命傷です…

 

そして、それが先日の箱根駅伝 往路のDNFに多少なりともつながりローラー台購入欲に拍車をかけ、今日に至るというわけです。

https://dusty-kitten.hatenadiary.jp/entry/2019/03/31/153405


まぁでも実際には色々とハードルがあるわけで・・・
まず私は借り上げ社宅でアパート住まいのため騒音問題を考えなければならないのとZwift対応のローラー台でなければならないという制約があるので選択肢はダイレクトドライブ方式のローラー台になるのですが、これがまあ高い(白目)
ちゃんとしたものを買おうと思うと、ざっと10万円かかります。

 

昨年から貯金を始めたのにも関わらず、ロードの遠征で小旅行の回数が多くなっているため固定生活費を除いたお金の資金繰り(主に娯楽系)がやばいと言う中での10万円はかなりキツイのが正直なところ・・・
決して出せない金額ではないですが、それなら前から欲しいと思ってるものもあるのでむしろそっちにまわさなければならないお金だったりするので非常に悩んでいます。
文章をちゃちゃちゃっと書くためにノートPC欲しいなぁと思ってたり、ウォークマンiPhoneの挙動がたまに怪しいときがあるからそろそろ買い換えたいなと思っていたり、今はBDレコーダー内臓テレビだけど4K、HDRなくてゲームとかにも微妙だし、レコーダー機能も微妙だからテレビは4K・HDR対応で、レコーダーもいっそのこと内臓じゃなくて専用のを買いたいなぁとか思ってたり色々あるのです・・・
10万出せばこの3つのうちどれかは1つは交換可能なのです。と思うとなかなか踏ん切りがつきません。

 

もうひとつは置き場所です。

今は会社の借り上げ社宅で6畳2間+DKの2DKに住んでいますが、一人暮らしなので間のふすまを取っ払って仮想12畳1部屋にしていますが、ハンコン(レースゲーム用のハンドル)やそこそこ大きめのゲーミングPC、各種ゲーム機、本棚、鏡で本当に置く場所がないんです・・・

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強いて言うなら押し入れの前を犠牲にできるならという感じです・・・

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ちなみに今ロードバイクはDKから和室側へ入るドアの前が空間になっていたためそこに収納しています。

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このドア、来た時から使う意味を見出せなかったので全く問題ありませんでしたが一応この時点で部屋の機能を犠牲にしている収納ですのでいかに現在の収納がいっぱいいっぱいかお分かりいただけるかと思います・・・

しかも今は田舎でこんな広い家に住めているから置けますが、将来転勤して引っ越しする場合、家賃が上がっても同レベルの広さの家にしか住めない(都会のワンルームなんてとてもじゃないけど無理。ローラーやろうものならそれ以外の全てをどかさなければ・・・)

 

 

なーんて買えない理由を羅列してしまっていますが、自分では薄々気づいてしまっているのです・・・

 

あ、この感じ... これもうそのうち堕ちる(買う)な...

 

Zwiftの存在を知って大体3か月くらいでしょうか。日増しに購買意欲が強くなっているんですよねー

購買意欲が強くなってきているということは、金や置き場所のデメリットよりもローラー台を買うことによって得られるメリットの方が大きいと考え始めてきているんですよね。

こうなってしまったらあとは”いつ”買うかと”何を”買うかという問題だけだと思います・・・

決心したわけではないですが真剣に購入資金を捻出できないかと電卓片手にああだこうだ考えているのでおそらくは買ってしまうでしょう。

 

ちなみに候補としては、

Tacx Neo SmartXPLOVA NOZAの二つが候補に挙がっています。

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Neo Smart12万NOZA9万です。

性能はほぼ同じでNOZAは最近発売されたローラー台になります。10万越えが基本のダイレクトドライブ式の中で9万は破格です。無理して買おうとしてる私にとっては少しでも安く済ませたいところではあるのですが、安物買いの銭失いにならないかが凄く不安です。NOZAは性能と価格からみればコスパ最高なので各自転車メディアのインプレでは絶賛されていますがいかんせん発売したばかりなので品質に関しては未知数なため人柱になってしまわないかがかなり気がかりです・・・

それなら高い買い物で一生モノだし安心を3万円で買っておこうかという気持ちにもなっています。

 

まだ、ダイレクトドライブ方式を全て調べ漁ったわけではないのでもしかしたら私が知らない掘り出し物が眠っているかもしれませんし、予算・置き場所捻出の課題はありますのでゆっくり焦らず考えていこうと思います。

 

(まぁ、結局買うんでしょうけど・・・)

 

ということで、果たしてこのブログでローラー台購入の報告をする日が来るのか、来ないのか果たして・・・

自転車始めて初めてのDNF。反省いっぱいの箱根駅伝ツーリング。

ロードバイクを購入して半年・・・

なんだかんだ言いつつ順調な自転車ライフだったと思います。

1月には目標には届かなかったものの約10時間で平地の160kmを走破し、山があるとはいえ、今更100kmそこそこのライドで苦戦することはないだろうという慢心があったのかもしれません。その慢心が今回初めてのDNFという結果につながりました。

 

春分の日のなんちゃって連休を有給を使って4連休にして今回私は箱根駅伝のコースを走りました。

芦ノ湖で2泊し、中日には箱根神社大涌谷、大観山を観光して土曜日に帰宅してきました。

DNFを喫したのは初日の箱根駅伝 往路でした。

 

もともと箱根駅伝が好きというわけではないのですが、日本人なら誰でも知るコースを走るというのはロマンがあるので走りたいと思って今回のプランを立てました。

DNFを選択したのは箱根の山中、いわゆる”山登りの5区”区間でした。

理由は、山中の天候が荒れに荒れていて、そのまま進むのは危険と判断したからです。どのくらい荒れていたかというと、霧+小雨+立っててもよろけてしまうほどの(向かい風の)暴風+夜という状況でした。

国道1号線の最高地点までは到達し、残り5km弱だったため宿の人に事情を説明して車で迎えに来てもらいました・・・(宿の方、ご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ありませんでした)

 

では、天気が荒れてなかったらどうだったかというと、まぁDNFとまではならなかったかもしれませんが非常にお粗末な内容であったことには変わりなかったです。

なにせ、箱根のヒルクライム15kmの内12kmくらいは押し歩いてしまっていましたからね・・・

当初は駅伝スタートと同じ8時に読売新聞本社前を出発し、早ければ14時、遅くとも16時には宿に付く予定でしたが実際にはスタートしたのは9時前で、小田原中継所についたのは15時半でこの時点で既に大幅に遅れていました。

この日は風が強く箱根方面へ向かうと向かい風基調の強い横風(自転車がふらつくので一度下りて押し歩いたレベル)が吹いておりペースが上がらず+体力も激しく消耗してしまいました。

それでもまだ何とかなるだろうと思っていたのですが5区に突入して3kmほど進んで本格的に山中に入ったところで突然やってきました。

足に全く力が入らなくなり、漕ぐことができなくなってしまったのです・・

最初はその場で小休止して押し歩きはしないようにしましたが休んでも休んでも再び踏み始めると100mも登らないうちに踏めなくなってしまい、このままだと宿のチェックインと夕食のリミットである19時に間に合わず迷惑がかかってしまうと思い押し歩きを選択しました。しかし、押し歩きもかなり苦痛で途中何度か立ち止まってしまいました。

その時は向かい風でいつもより消耗したから足が売り切れたんだと思っていました。確かにそれもあったと思いますが、後から考えてみるとその時の私はハンガーノック(補給不足によるエネルギー切れ)”に陥っていたのではないかと思います。あくまで推測ですが。

思うに”足が売り切れる”という状態であれば”踏める”と思うのです、どんなに遅くても(あるいは休憩すれば)。しかしこの時は本当に踏めませんでした。

ちなみにこの日の補給は以下です。

 

7時・・・おにぎり1個 ファミチキ

9時半ごろ?・・・セブイレ安納芋パイ(150kcal?)

10時半ごろ?(鶴見中継所)・・・セブイレあん入りバターブレット1枚(150kcal)

11時15分ごろ・・・すきや 豚生姜焼き丼 1.5盛り 味噌汁おしんこセット

12時半ごろ(戸塚中継所)・・・セブイレあん入りバターブレット1枚(150kcal)

14時ごろ(平塚中継所)・・・セブイレようかん(200kcal)

15時ごろ・・・空腹感が出てきて疲労していたため急遽ローソンによってLチキを購入

15時半ごろ・・・小田原中継所着

17時半ごろ?・・・空腹感が出てきたため山中のローソン(5区9km地点)で再びLチキ購入

 

持ち込んだ補給食のカロリーはいつもの100kmライドよりも気持ち少ないかなという印象です。こういう背景があったため最初はハンガーノックは疑っていませんでした。

しかし注目してもらいたいのが山登りに突入する前に既に空腹感を感じていたことです。ハンガーノックというのは”空腹感を感じた時点で症状は始まっており、またそこで補給しても手遅れ”と言われています。物を食べてからエネルギーに変換されるまで2,3時間程度かかるといわれているためです。

それでも食べないよりはマシですが、これをLチキ1個で済ませてしまったのが更なる追い打ちをかけてしまったように思っています。

”空腹感が出てくる”ということは相当なカロリーが足りてないことを示唆していると考えれれます(と今回の経験で学んだ)。おそらくですが食事1回分の食べ物は補給しなければいけない状態だったと思います。

4区途中で空腹感が出ていたとなると、箱根の山道途中で完全なハンガーノックに陥ってしまうことは時系列的にはあり得る話なのかなと思います。

 

理由としてはやはり向かい風によるエネルギー消費が予想以上に激しかったことはあると思いますが、そもそも持ち込む補給食の量自体が少ないのかもしれません。

今までの100kmライドは平地だから気づかなかっただけで実は軽度なハンガーノックに陥っていた可能性があります。

 

ちなみに帰りは出発する1時間前に大涌谷の黒卵を2個食べて、11時前に箱根湯本の喫茶店でカレーライスとアップルパイ食べて、13時ごろに小田原のイタリアンでピザと一口前菜6種盛り合わせとパンナコッタを食べました。補給食はありませんでしたが午前中だけで3回の食事を取りました。

すると今度は最後まで余裕をもって走ることができました。まだ、最低でも20kmくらいは走れそうなほどには元気でした。

終盤の都内の平地でも巡行スピードが落ちず、25~33kmあたりで走れていました。

復路は6区はほとんどダウンヒルで、そのほかの区もどちらかといえば下り基調というのも影響しているかもしれませんが、午前中に時間を少し開けつつ大量の食事を摂取したことがこの余裕につながったのではないかと考えています。

先述したように物を食べてエネルギーに変換するまでは時間がかかるため、昼以降に食べる食事はその日の夜でライドが終わってしまう場合はエネルギー変換が間に合わない可能性があります。今まで私は1時間にちょっとずつ同じ量を補給するというイメージを持っていましたが、おそらくはそれよりもライドの前半で一気に食事を取り後半へのエネルギー変換への時間に充てるように補給するやり方の方がいいのかなと感じました。朝から夜までのライドの場合昼以降の補給食はスポーツゼリーのような即効性の高い補給食を取らなければあまり意味がないのかなと感じました。そういうのは若干高いのでケチっていましたが今度からは積極的に使っていこうと思いました。

 

とまぁここまでハンガーノックのことばかり書いてきましたが単純に千葉の平地しか走ったことのない初級者がいきなり100km走った後に箱根駅伝の5区区間に挑戦するというプランニングそのものにも無理がありました。

160km走破したんだから100km+山道も同じようなものだろうと・・・

それも甘々な考えでした。正直、5区のみを走るようなプランでも十分におなか一杯になれたと思います。ヒルクライムという競技の大変さを舐めていたのは間違いありません。とはいいつつブルべに出るにはこのくらいの距離・獲得標高ペースで200kmを走れなければならないので、今回のコースはどっちにしても走れるようにならないといけませんので今の自分にはヒルクライムの力が全く足りなかったというのも今回の押し歩きで嫌というほど痛感しました。

 

今回の箱根自転車旅行はヒルクライムの合宿も兼ねていたので中日には大涌谷芦ノ湖→大観山へのヒルクライムを行いましたので多少は経験値を詰めたのかなとは思いますがもっともっと経験を積む必要があります。

 

 

本当は湯河原まで下って椿ラインをヒルクライムしようかと考えていましたが、時間が既に夕方になろうとしていたことや、芦ノ湖→大観山が予想以上にがっつりヒルクライムだったことがあり今回は断念しました。

ですので、箱根駅伝はもう一回挑戦しようと考えています。そしてその時に椿ラインのヒルクライムにも挑戦しようと思います。

 

今回は苦い経験をしましたがそれと引き換え位に非常に多くのことを学んだ・気づけた自転車旅行でした。

この経験を生かしてもっともっと走れるように頑張りたいと思います!

 

次回はGWの房総半島一周を大規模サイクリングとして予定しています。

今回の箱根旅行は連日サイクリングを行うこの房総一周の旅の予行演習を兼ねた旅行でもありました。

それについては3日間で250kmほど走れたので十分な結果だったのではないかと考えています。

この房総半島一周旅行も自分の成長につなげていければいいなぁというところで今回は終わりたいと思います!

 

読んでいただきありがとうございました!

センチュリーライドを完走して感じたこと

年明けの連休初日に前回のブログで予告した通り、センチュリーライドを敢行してきました。

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千葉の成東駅を起点とし、126号経由で千葉へ向かい、その後は海浜大通りに向かいそのまま357号へ合流し、晴海からそのまま東京駅へ向かうルートで向かいました。

 

357号は自転車で走るところじゃないと言われていますが、歩行者があまりおらずかつ歩道にも入れる357号は14号よりも遥かにマシに思います。それ以外は調べられる範囲を超えるので結局357経由で行きました。

というより、結局東京近辺の道はどこを走っても危ないので変に道選択で時間食うくらいなら安全に十分気をつけて走った方が楽かなと思います。

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このセンチュリーライドでは10時間を目標にしていましたが結果は10時間7分と僅かに届きませんでした…

なぜ10時間かというとブルベのタイムリミットに換算すると160kmは10時間強くらいの時間で完走しないといけない計算だからです。

 

"ブルベ"とはなんぞや?と思う方はググればすぐ出てきますので調べてみてください。

まぁ、自転車の"タイムを競わないマラソン"のようなものですかね。

 

話を戻して、160kmを完走できたのは本当に嬉しくて「やれば出来るんだなぁ」と自分に自信を持つことができました。

その一方で、ブルベに挑戦するには実力不足感が否めないなと感じました。

 

160kmを10時間を目標に走って僅かに届かなかったのがそれを物語っているかなと…

確かに今回選んだルートは信号が比較的多く、かつ陸橋等のスピードを出さない下りが多く含まれているルートではありました。

実際のブルベは信号はもっと少なくかつ陸橋等を渡ることなんてないと思います。とはいえ、その分獲得標高が多く体力を消耗しやすいルートになっていることが多いため、結局プラスマイナスゼロていう感じに思うんですよね。

ブルベは最短200kmからなので実際のブルベでは今回走った距離に40km追加で走らなければいけません。

160kmでもギリギリなのにあと40km追加なんて出来るのかという不安はあります。

今回のライド、全然余裕なかったですからね…

ゴールした時はすべての力を出し尽くしてましたからね…

 

となるとやはり課題は山積みだなと言わざる得ないですね。

 

また、以前ツイッターでつぶやかせてもらっていたのですが、ブルベとは別に私には自転車ライフにおける目標を設定していまして、その目標が2020年の"ツールドおきなわ"の本島一周サイクリングの完走です。

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ツールドおきなわは日本でも有数の公道封鎖型の長距離ロードレースの大会で日本のみならず海外のホビーレーサーも参加するビッグイベントです。

レース部門とは別にサイクリング部門もあり、その最長距離部門が"本島一周サイクリング"です。

 

340kmに渡る工程を2日間に分けて走ります。

"サイクリング"と書かれているのでそこまでハードでもないのかなと思いそうなんですが、それは全くの間違いです。

本島一周サイクリングは時間内に完走するにはかなりの走力が求められる過酷な部門なんです。

2日間のうちキツイのが1日目なのですが、走行距離が180kmで、10時間以内に140kmを走っていないと完走できません。

それだけなら問題ないのですが、獲得標高が2000mを超えるアップダウンの連続というのがかなりキツイです。今回走ったルートの3倍のアップダウンがあるということになります。

 

そんな過酷なコースとシビアな時間設定のため1日目の完走率は50%と言われています。

この数字を見ていただければ"サイクリング"という言葉が詐欺であることはよくわかっていただけるかと思います(白目)

 

今回の平坦基調の160kmでもヒィヒィ言いながら10時間かかったのにツールドおきなわの場合はこれの3倍のアップダウンに耐えながら同じようなペースで走らないといけません。

 

となると今のままでは不味いというのはブルベ以上に危機感を感じました。

今回のセンチュリーライドはそういった色んな課題を浮き彫りにしてくれたので本当にやって良かったなと思いました!

 

まだまだ道は長いですが、今回浮き彫りになった課題を一つ一つ潰していき、目標に向かって突き進められたらなと思います。

 

次の自転車のイベントは3月の箱根駅伝ですのでそちらも目一杯楽しもうと思います!

新年になったので現在のロードバイク関連の予定を整理してみた

皆さま明けましておめでとうございます!

 

ということで、2019年になりました。

ロードバイクが納車されて丸4ヶ月経過し、走行距離は1100kmを越え、ネットで色んなツーリングコースやイベントの知識を得て走りたいところが順調に増えてきており、私のロードバイクライフも今年からいよいよ本番っといった感じなのかなと思っています!

 

…ということで、今回はロードバイクでやろうと思っていることとそれをいつやる予定にしているのかを自分自身への整理の意味も込めて今自分が構想しているものを書き連ねてみることにしました。

 

1月成人の日連休

センチュリーライド挑戦

 

3月の連休もどき

箱根駅伝、椿ラインヒルクライム

 

ゴールデンウィーク

房総半島一周 〜Tour de BOSO〜

 

7月海の日連休

都民の森 or 渋峠ヒルクライム

 

9月8日?

ツール・ド ・ニッポン 富士山ロングライド

 

10月天皇即位による連休もどき

日光いろは坂中禅寺湖スカイライン、奥日光サイクリング

 

11月9日?

第20回 鈴鹿エンデューロ

 

 

以上が現段階での予定です。

あれ、おかしいな…?

2019年が始まったばかりだというのに既に今年の連休の予定がビッチリになっちゃったんですけど(白目)

ちなみに2月の連休はサッポロ雪まつり、お盆は帰省の予定ですので2019年の連休は完全に埋まっております。

あとは普通の土日の暇な時に近所での中距離サイクリングがちらほら入るのかなという印象です。

 

上から順に見ていきますと、まず早速今週末にセンチュリーライドに挑戦します!

千葉県は山武市にあります成東駅をスタート・ゴール、そして皇居を折り返し地点にした160kmです。

私のロードバイクライフの方針としてとにかく長距離をこなせるようになりたいのでこれはその第一歩みたいな感じですね。

 

3月の箱根駅伝は文字通りです(笑)

有給取って4連休にして挑戦する予定です。

このツーリングは観光+温泉リフレッシュ+GWの"房総半島一周の旅"に向けての連日に渡る自転車走行に対する予行演習とさまざまな理由を兼ねている結構重要な意味合いを持つツーリングだったりします。

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一部自転車で通れないところは迂回しつつ走ります。実は既に旅館を確保しておりますので往路をゴールしたあとは至福の余暇を過ごす予定。

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中日に芦ノ湖観光と同時にせっかくそこまで行くので椿ラインヒルクライムも一緒に片付けてしまう予定です(笑)

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そして次の日に復路を走って帰宅します。

箱根駅伝やって中日は観光サイクリングかと思えばヒルクライムに挑戦するって私もだいぶん毒されてるなと思いました、はい(白目)

ていうか、千葉に本格的なヒルクライムできるところが少ないのが悪いのです(苦笑)

実行時期は3月下旬とサイクリング、観光、リフレッシュをするにはうってつけの時期なので実はめちゃくちゃ楽しみにしてたりします。

 

ゴールデンウィークは今年のメインイベントとも言える房総半島一周の旅、Tour de BOSOです。総工程距離約420kmを6日間に渡って行う予定です。

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房総半島側に関してはほとんど行ったことがないためその観光も兼ねてます。

これを達成できたらどんな景色が見えるのか今からとても楽しみです。

今後のロードバイクライフに大きな影響を与えるライドになるのではないかと思います。

 

6月は連休がないので7月に飛びます。

実は元々、季節的なこともあり三浦半島一周を考えていたのですが、AJ神奈川さんが主催している200kmブルベで三浦半島一周をするブルベが開催されているみたいなので来年それに挑戦することで代用することにしました。

7月の現在の選択肢は脱初心者への登竜門とされる関東のヒルクライムの名所である"都民の森"かロードバイク乗りなら誰しも憧れる場所の一つである"渋峠"で迷っています。

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行きたいのは断然渋峠なのですが、色々とネックがありまして…

実は、私とほぼ同じタイミングでロードバイクを始めた地元の友人がいるのですが、その友人と出来れば一緒に行きたいという思いがあり、それがどうも今年中には叶いそうにないというのが最大の理由です。

もう一つは、単純に遠征費が都民の森より若干かさんでしまう点です(笑)

今年の予算委員会、毎月のようにロードの遠征や旅行があるおかげで貯金する額を引くとかなりカツカツのため節約できるのであればちょっとでも節約したいんですよね(もちろんやりたいこと、行きたいところを極力我慢しない範囲内で)。

都民の森も行きたいとは思ってる場所ですし、都民の森→渋峠の方が自転車乗りが歩む道としても自然でいいかなと思っていますのでそういう意味では今のところは都民の森に気持ちが傾いてますがまだ半年も先のことなのでどうなるかはわかりません!(白目)

 

8月はお盆帰省のため9月へ飛びます。

9月はイベント系のため連休ではなく普通の土日です。

9月はロードバイクが納車される以前から注目していたイベントであるツール・ド・ニッポン 富士山ロングライドです。

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昨年、鈴鹿エンデューロ参加をきっかけにロードバイクを買った私ですがその鈴鹿エンデューロを調べたのとほぼ同時にネットサーフィンで知ったイベントになります。

イベント内容的に"日本人"、"遠征圏内"、"ロードバイク持ち"の条件を満たしていて出ないなんて有り得ないでしょ!て私が勝手に思っていたりしてます(笑)

距離は120kmほどで時間もゆとりがあるのでこちらもかなり楽しいイベントになりそうです!

せっかくなので前日にスタート地点である山中湖でキャンプでもしようかなと画策中です(笑)

 

9月後半の連休は東京ゲームショウに充てる予定ですので10月へ突入します。

10月は満を辞して日光いろは坂です。

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実は私、一昨年の11月に行ったことがあるのですがその際は東照宮あたりは見頃だったのでしたが、いろは坂中禅寺湖は既に落ちきっていました。

ですのでそのリベンジを込めてのツーリングです!

いろは坂を登った後は続けざまにそのまま中禅寺湖スカイラインに突入するという暴挙に出ます。中禅寺湖スカイラインを登りきったら道は終わるので達成感倍増していいだろうなぁと思って付けました(笑)

実際にやるかどうかはその時次第でしょうが。

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蛇足ですが、この時も中禅寺湖でキャンプするのがいいなぁと思ってたりしますが中禅寺湖車中泊対応のキャンプ場がないため、テントを購入してしまおうか絶賛迷い中です。

 

11月もイベント系のため普通の土日です。

昨年参加させていただいた鈴鹿エンデューロに今年も参加したいと考えています。

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昨年は風が強いのが辛かったものの本当に素晴らしいイベントで感無量でした!

また、千葉↔︎鈴鹿の長距離ドライブも何気に超楽しかったのでそういう意味でも楽しみなのですがネックがありまして…

ウチの会社、祝日があった時に振り返るように土曜出勤があるのですがまさにその土曜出勤の日が鈴鹿エンデューロの開催日に当たりそうなんですよねぇ…

鈴鹿エンデューロの日程はまだ発表されてないのですが、もし想定通りの日に来てしまうと有給を日曜を挟んで"3日"も取らないといけなくなるんですよねぇ…

そうなるとこう…取りづらいんですよねぇ、雰囲気的に…

ダメとは言われないでしょうし内1日は土曜出勤の日なので実際そこまで大きな痛手にはならないのですが、一気に3日ていうのは心象的に…こう…ね…

そこは自分の図太さ次第ですね(白目)

 

と言った感じですね!

今年の方針としてはいろんなシチュエーションを経験しながらロードバイクを目一杯楽しみながら自力をつけていこうという風に考えてはいたのですが、特に深く考えずに季節やタイミング、自分の実力を考慮しながらあとは行きたい場所を組み込んだだけなのですが、連日のロングライドやヒルクライム等色んなシチュエーションのライドがかなりバランス良く組み込まれているんじゃないかなと思っていて結構気に入ってたりします。

千葉はもともとヒルクライムポイントを探すのに困るくらい平坦なので、平坦の経験値は普段のポタリングで十分です、はい(白目)

 

改めて書き連ねてみるとなんていうかこう、アガッてきますね(笑)

さて、まずは今週末のセンチュリーライドです。

この冬はこれまでは比較的暖かく過ごしやすい状態が続いていましたが今週は千葉でも氷点下予想などかなり冷え込むようです…

ということで、そもそも朝早起きして家から出られるのかどうかというところから闘いは始まりそうです…(汗)

なんとか頑張りたいと思います!

 

ではまたいずれ…

I can go… as far as I want !

"I can go… as far as I want !"

これは私が自転車に乗る上でとても大切にしている言葉です。いわば座右の銘ってやつですね。

直訳すると"私は行くことができます。私が欲する限り。"となります。もうちょいそれっぽく訳すなら"私が望む限り、私はどこまでも行ける"といったところでしょうか。

この言葉はツイッターの自己紹介のところにも書かせてもらっていたりします。

 

この言葉には続きがあり、元は"LONGRIDERS 7.0"(持ってないのでその内買う予定)という自転車同人誌(一般的なイメージの同人誌とはちょっと系統は違う同人誌)裏表紙に書かれている言葉で、そこにはこう記されています。

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I can go… as far as I want !

僕らはどこまでも行く

道が続く限りどこまでも行く

思い出すのは遠い昔、

初めて補助輪を外して走り出した時のこと

 

ロングライドは心の状態

 

23kmであれ

2400kmであれ

あなたにとって冒険ならば

それは立派なロングライドです

 

 

この言葉を初めて知った時の世界が広がっていく感覚は強烈なものでした。

この言葉は私のような初心者には本当に嬉しい言葉でした。

言葉の便宜上、先頭の英語部分を座右の銘として使っていますがどちらかというとその後の日本語文の方が私にとってはとても重要です。

 

自分にとって冒険(一種の挑戦)と感じられるなら、新しい世界に踏み出したと感じられたならば距離に限らずそれはもう立派なロングライドだという事ですが、ロングライドのことを"冒険"と表現しているのは実に言い得て妙だと思います。

もう、これ以上の表現はないと思います。

 

クロスバイクを5月に買って初めてツーリングに出かけたのは片道25kmの温泉までの平坦な道のりでした。

今でこそ平坦片道25kmなんて"ちょっと気合い入れた散歩"くらいにしか思いませんが当時はそれはもう不安と期待でいっぱいでした。

 

「ちゃんと帰ってこれるか…」という不安。

「走り切れたらどんな世界(気分)が見えるのだろう」という期待。

それらがおりまざる心理状況はまさしく"冒険"に出ようとする心情そのものだったと言えるでしょう。

そして、いざ片道25kmを走りきった時はそれはもう経験したことないような清々しい気分になり、帰り道が残ってるにもかかわらずガッツポーズを小さくして喜んでいたものです。

そして、温泉で思いのほか遅くなり真っ暗かつ小雨が降る中で、温泉に入った影響で筋肉が緩んでしまった状態で半ベソかきながら帰っていったのは今でも微笑ましい思い出です。

 

当時(といってもつい半年ほどの前の事ですが)の自分からすれば本当に"冒険"だったと思います。

そして、徐々に距離は伸びていき100km、山越えを含む75km、そして山越えを含む100kmとひとつクリアするたびに"次はあの距離を走れたらどんな世界が見えるのだろう"と次の目標ができ、その挑戦ひとつひとつが自分にとって冒険のようなものでした。

 

ゆえにこの言葉は私が自転車にハマった原点を的確に表現している言葉であり、自転車を続けていく上で絶対に忘れてはならない言葉だと思い座右の銘にさせてもらいました。

 

これは自転車に乗っている人だけでなく、自転車に興味があるけどハードルが高くて…といった方にも是非知っておいてほしい言葉です。

というか、そういう人にこそ知っておいて欲しい言葉です。

 

自転車始めてみたいけど体力がなぁという方、全然大丈夫です。最初はほんの少しの距離でいいんです。貴方にとっての"冒険"を楽しめればそれでいいのです。その冒険を楽しめた先にまた新しい冒険が待っているのです。

自転車は皆さんをそんな新しい世界への冒険に導いてくれる最高のパートナーになってくれるはずです。

この言葉が自転車を始めようとしている方への良いアシストになってくれれば幸いです。

 

皆さんとどこかの道の上で会えるのを楽しみにしています!